「ただのストレス発散なんだよなぁ」
そう呟きながら、41歳・独身サラリーマン佐藤蛍太は、会社帰りに“現代に出現したダンジョン”へ足を踏み入れる。
彼にとってダンジョンは、バッティングセンターの延長線上に過ぎなかった。
凶暴なモンスターをバット代わりにぶっ飛ばし、日々の鬱憤を晴らすだけの場所。
しかし、無自覚のうちに彼の戦いぶりは、姪が配信するダンジョン動画を通じて全世界に晒され、瞬く間に“英雄”として注目を集めていく──。
第2巻は、その状況がさらに加速し、蛍太の日常と非日常が混ざり合う波乱の展開が描かれる。
社畜の悲哀とダンジョンの爽快感
蛍太は典型的な“社畜”。
理不尽な上司、終わらない残業、そしてクライアントからの無茶振り。
誰もが共感する「あるある」を抱えながら生きる彼にとって、ダンジョンはただの「ガス抜きの場」でしかなかった。
だが、その戦いぶりは常識外れ。
どんなモンスターも軽くあしらい、圧倒的な力を見せつける姿は、本人にとっては“普通”でも、外から見れば“無双”そのもの。
このギャップこそが、本作の最大の魅力だ。
第2巻の新たな舞台──《淫魔宮》
今巻で蛍太が挑むのは、性欲にまみれたモンスターが蠢く特殊ダンジョン《淫魔宮》。
業界大手マネージャーからの枕営業の要求や、痴漢冤罪を仕掛ける配信者など、現実世界で積み上がるストレスを背負った蛍太は、このダンジョンに乗り込むことで一気に感情を爆発させる。
欲望と混沌が渦巻くダンジョンは、従来のバトルとは一味違う緊張感を生み出す。
それでも蛍太は自覚のないまま圧倒的な強さを発揮し、読者は「やっぱりこの人は英雄だ」と納得させられる。
登場人物と人間ドラマ
もちろん蛍太一人だけではなく、姪や配信者たちも物語に深く関わる。
姪は「平凡で地味なおじさん」が実は最強だと気付かぬまま、彼の姿を世界に発信していく。
視聴者からは「謎の最強おじさん」として憧れの的となり、ネットを中心にカルト的な人気を集める。
この「本人は気付かないが、周囲が英雄として崇める」という構図が、コミカルでありながらも胸を熱くさせる。
読者の反響
第2巻発売直後からSNSでは大盛り上がり。
- 「蛍太おじさんがかっこよすぎる」
- 「社畜の鬱憤をこんな形で晴らすの最高」
- 「ダンジョン配信の演出がリアルでハマる」
といった感想が多数寄せられた。
特に《淫魔宮》での戦闘シーンは、「笑いと緊張感の両立」が絶妙だと高い評価を得ている。
試し読み情報
『地味なおじさん、実は英雄でした。〜自覚がないまま無双してたら、姪のダンジョン配信で晒されてたようです〜 2』は、以下の電子書籍サイトで試し読みが可能だ。
- eBookJapan → https://ebookjapan.yahoo.co.jp
- コミックシーモア → https://www.cmoa.jp
- ピッコマ → https://piccoma.com
- めちゃコミック → https://sp.comics.mecha.cc
無自覚英雄譚の面白さ
「平凡な中年サラリーマン」という設定は多くの人に親近感を与える。
だが彼が繰り広げる戦いは、読者にとっての憧れそのものだ。
誰もが心の中で願う「こんなふうに鬱憤を晴らしたい!」という思いを、蛍太は無自覚に体現してくれる。
第2巻は、その痛快さと同時に、欲望と混沌にまみれた新たなダンジョンが舞台となり、さらに深いドラマが描かれている。
笑いあり、爽快感あり、共感あり。
「異世界系」「ファンタジー」の枠を超えた“サラリーマンの無自覚英雄譚”をぜひ味わってほしい。



